はじめてのキャリアを選ぶ、就活サイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO:宮下 尚之、以下 ワンキャリア)は、学生の皆様のスーツ着用を非推奨・私服を推奨する「ノースーツ就活」を初めて掲げた合同企業説明会「ONE CAREER EXPO in 東京」(2025年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象)を3月5日(火)に開催し、当日はおよそ95.5%の学生がノースーツでの来場となりました。
同イベントへ来場した学生と出展企業へのアンケートを通じて、95.4%を超える学生と企業が「リラックス」と「相互理解」を理由に私服での就活に賛同していることがわかりました。
イベント開始前から会場には私服に身を包んだ多くの学生が来場しました。学生たちは開始と同時に興味のあるブースへと移動し、企業の説明に熱心に耳を傾けたり、質問をしたりしていました。私服で訪れた学生たちと接した出展企業の採用担当者は、「(学生たちは)固くならずリラックスした様子だった」と述べるなど、スーツの時よりも肩の力が抜けている様子がうかがえました。
イベント終了後に、当日の来場者と出展企業に対し「ノースーツ就活」に関するアンケート調査を実施しました。
アンケートに回答していただいた学生のうち、95.5%が今回のイベントに私服で参加しました。また、今後同様の「私服推奨」の就活イベントがあった場合はどのような服装で参加するかを尋ねたところ、「普段通りの私服」(77.3%)、「ジャケット着用(オフィスカジュアル)」(27.2%)の順となり、スーツ着用は3.3%に留まったことから、引き続きノースーツで就活イベントに臨みたい意向が見られました。
学生に対し「ノースーツ就活の取り組みについてどう思うか」を尋ねたところ、「賛成する」(85.4%)と「どちらかというと賛成する」(11.3%)を合わせると96.7%が賛成していることがわかりました。
最も多かった理由は「私服の方がリラックスできるから」(79.0%)で、次いで「スーツだと堅苦しく感じるから」(33.4%)となり、スーツが就活に緊張感を生み出している一因である様子がうかがえました。「私服の方が自分自身を演出しやすいから」(24.4%)という回答も多く、自分の魅力を企業に伝える上でも私服の方が良いという意見が挙がりました。出展企業からも「自由度が高く学生の個性が感じられて大変良かった」という声があり、相互理解の観点からも効果があると考えられます。
一方で賛成しない学生の理由のほとんどは「スーツの方がいちいち服装を選ばなくても済むから」で、TPOに頭を悩ませる必要性のない点でスーツに支持が集まりました。
今回の出展企業に、自社の就活イベントで「私服を推奨」もしくは「私服可」としたことはあるかを尋ねたところ、アンケートに回答していただいた43社のうち、3社中2社に私服推奨の経験がありました(ある:67.4%)。
「私服推奨」とした理由のトップは、「学生の緊張をほぐせると考えたから」(72.4%)で、次いで「学生の“自分らしさ”を引き出せると考えたから」(62.1%)となりました。企業の人事・採用担当者が、いかにして学生の良さを引き出せるかを考えて採用活動に取り組んでいるかが感じられます。
出展企業に当社の「ノースーツ就活の取り組みについてどう思うか」を尋ねると、95.4%がノースーツ就活へ賛成していることがわかりました(「賛成する」(72.1%)と「どちらかというと賛成する」(23.3%)の合計)。
賛成の理由は「私服の方がリラックスしてもらえると思うから」(62.8%)、「スーツだと堅苦しく感じるから」(53.5%)、「私服の方が学生は自分自身を演出しやすいと思うから」(48.8%)の順となりました。前述した学生が「ノースーツ就活」に賛成している理由と同様であることから、ノースーツは学生・企業の双方にとってリラックスと相互理解の面でメリットのある施策であると言えるようです。
【学生】
【出展企業】
5月から開催する東京、愛知、大阪、福岡での当社主催のオフライン就活イベント(2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象)でも、引き続き「ノースーツ就活」を推進します。
今後も当社は、就活生が最善の”はじめてのキャリア”を選択できるよう、様々な施策に取り組んでまいります。
【学生】
【出展企業】
※調査の引用について