2025.07.10 / プレスリリース

【2027年卒 就活実態調査】志望業界の首位は「食品・飲料」メーカー

“はじめてのキャリアを選ぶ、就活サイト”「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO:宮下 尚之、以下「ワンキャリア」)は、2027年卒の学生向けに就職活動の状況に関する調査を実施しました。

調査結果の詳細については「27卒夏インターン直前就活動向調査レポート」をご覧ください。https://service.onecareercloud.jp/data/Investigationreport_202506

 

調査結果サマリー

1.約4割の学生が「2026年3月よりも前に就活を終わらせたい」意向
2.断トツの「メーカー」人気、3人に1人以上が志望
3.業界・職種選定では「専門性を活かせる環境」を重視
4.約3人に1人が転職を意識しながら就活に取り組む

 

調査結果詳細

1.約4割の学生が「2026年3月よりも前に就活を終わらせたい」意向

就職活動の終了希望時期について、34.5%の学生が「2026年1〜3月」と回答しました。「2026年1月以前」の回答を含めると、全体の42.6%が進級前に就職活動を終了したいと考えていることが明らかになりました。

 

2.断トツの「メーカー」人気、3人に1人以上が志望 

志望業界を尋ねたところ、「メーカー」(35.4%)が最多となり、次いで「IT・通信」(11.3%)、「コンサル・シンクタンク」(8.8%)の順となりました。また、それぞれの業界別にみると、メーカーでは「食品・飲料」(33.2%)、IT・通信では「システム・ソリューション」(46.4%)、コンサル・シンクタンクでは「戦略コンサル」(42.6%)がそれぞれトップとなりました。

3.業界・職種選定では「専門性を活かせる環境」を重視 

業界・職種選びの軸として最も重視する項目は、共に「自分が持っている能力・専門知識を活かせそうな業界/職種」であることがトップとなりました(業界:34.2%、職種:43.0%)。とくに職種では、26卒調査時の2位から約15pt上昇(26卒:28.2% → 27卒:43.0%)しての1位となり、自身の能力・専門知識を活かして活躍したい学生が増加していることがうかがえます。

4.約3人に1人が転職を意識しながら就活に取り組む

将来的な転職(または起業)を視野に入れながら就職活動をしているかを尋ねたところ、「はい」が34.6%、「いいえ」が42.8%、「未定」が22.6%となりました。企業は長期的に自社で活躍する人材を求める中で、いずれのパターンにおいても自社を選んでもらえるよう、就活の序盤ではあるものの、キャリアパスの例示やメッセージングの工夫が必要になっていると考えられます。

 

 

株式会社ワンキャリア マーケティング部  東 諒太朗からのコメント

早期化傾向の中、27卒のほとんどの学生が就活に取り組み始めました。しかし、自分のやりたい仕事やキャリア観を明確化していくのはまだまだこれからです。夏のインターンシップへのエントリー・選考や参加、企業説明会などのイベントに出席する中で、自分の考えを整理したり、社員や他の学生とコミュニケーションの機会を設けたりすることで、目指したい業界・業種・企業、その選択の軸といった輪郭が形作られていきます。企業は学生に対して、自身の“働くに関する軸”を整理したり、業界や職種を知る機会を提供したりすると同時に、自社の事業や魅力を伝えるとよいでしょう。

 

調査概要

  • 調査名  :【27卒】就職活動に関するアンケート
  • 調査期間 :2025年5月14日〜22日
  • 調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
  • 調査対象 :2027年卒の大学生・大学院生
  • 調査方法 :インターネットを利用したアンケート調査
  • 有効回答数:690

※表やグラフ中の回答割合(相対度数)は小数点第2位を四捨五入しているため、単一回答の設問において、合計が必ずしも100%にならないことがございます。

 

調査結果の詳細については「27卒夏インターン直前就活動向調査レポート」をご覧ください。
https://service.onecareercloud.jp/data/Investigationreport_202506

 

調査の引用について

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