キャリアデータプラットフォーム事業を運営する株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO:宮下 尚之、東証グロース:4377、以下ワンキャリア)は、“はじめてのエンジニアのキャリアを選ぶ、就活サイト”「ONE CAREER for Engineer」をリリースいたします。ITエンジニアを目指す学生がデータに基づいたキャリア選択ができるプラットフォームを作ることで、日本のIT産業を牽引する学生のキャリア実現をサポートしてまいります。
サービスサイト:https://engineer.onecareer.jp/engineer/contents/experiences
■国家が抱える課題
IT技術の進展によりDX化に取り組む企業が増加したことを背景に、IT人材の需要は年々高まり続けています。しかし、需要増に人材の供給が追いついておらず、調査によると、2030年には最大79万人のIT人材が不足する可能性があると予測されています(※1)。
IT人材の不足を見込み、日本では国家を挙げて、IT人材の創出に取り組んでいます。その策の一つとして、2020年より小学校でプログラミング教育の導入が始まり、中学校・高等学校でも順次取り入れられました(※2)。今後、ITエンジニアに求められる基礎的スキルであるプログラミングの経験者が、社会に数多く輩出されていくことになります。
「ITエンジニア」という職業への関心も、年々高まっています。2021年の高校生への調査では、「将来なりたい職業」として「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」が1位になりました(※3)。2位「公務員」、3位「会社員」を上回り、ITエンジニアがキャリアの主要な選択肢として認知されていることがわかります。
■「ITエンジニア」の就活情報不足が学生のキャリアに影響も
職業として認知が高まっている一方で、ITエンジニアの中長期的なキャリアは描きにくいのが現状です。プログラミング経験のある大学生・大学院生への調査では、「卒業後のキャリアは、ビジネス職とITエンジニア職を合わせて検討する」と回答した学生が全体の68%でした(※4)。回答の背景について尋ねたところ、「ITエンジニアの就活の情報が入ってこない」「実務経験がなくても受けられる会社がわからない」「文系大学出身でもITエンジニアになれるのかわからない」「自分の技術レベルに不安がある」といった声が上がり、ITエンジニアの就活に関する情報不足がキャリアの選択肢に影響を及ぼしていることがわかりました。
※1:2020年8月 独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター IT人材白書2020
https://www.ipa.go.jp/archive/publish/wp-jinzai.html
※2:文部科学省 小学校プログラミング教育に関する概要資料
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/21/1416331_001.pdf
※3:2021年8月 学研総合研究所 高校生白書
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/h202108/index.html
※4:2022年2月24日〜6月29日 ワンキャリア調べ(n=238)
「ONE CAREER for Engineer」では、ITエンジニアに特化した選考体験談をオープン化することで、エンジニア就活を取り巻く2つの問題を解決していきます。
1. 「技術レベルへの不安」の解消
「ONE CAREER for Engineer」では、選考体験談の投稿者が、実務経験者なのか、プログラミング言語未経験者なのか等、技術レベルや使用しているプログラミング言語がわかるよう、先輩投稿者の属性情報を個人情報が特定されない形で表示しています。属性情報をもとに検索することで、自分との技術的なレベルと相性のよい投稿を探すことができます。
2. 「ITエンジニア特有の就活の進め方」の見える化
ビジネス職等の就活と異なり、ITエンジニアの就活にはコーディングテスト、技術面接といった職種特有の選考過程があります。その中で、選考課題のレベルや選考対策で何に取り組むべきかといった、ITエンジニア特有の就活を円滑に進めるための情報を企業別に可視化します。「ONE CAREER for Engineerを見れば選考への準備が行える」状態を作るべく、データを収集し、公開していきます。
また、ITエンジニアの就活に必要となる「ポートフォリオ」も会員登録の情報をもとに簡単に作成可能です。自分の技術レベルや過去のアウトプットをサイト上で整理し、選考でポートフォリオを求められた際にそのまま提出することが可能です。
「ONE CAREER for Engineer」サービスサイト
https://engineer.onecareer.jp/engineer/contents/experiences
投稿数の増加や新機能の搭載など、さらなるサービスの充実と改善に取り組みます。また、ITエンジニアの就活に特化したキャリアイベントを継続的に開催することで、サービス・イベントの両面からITエンジニアを目指す学生のキャリアづくりをサポートしてまいります。
今後のイベント実施予定は、就活サイト「ONE CAREER」よりご覧ください。
https://www.onecareer.jp/feature_events/112
※ONE CAREER会員様のみご覧いただけます。