2024.07.24 / 調査データ

【2026年卒 就活実態調査】企業選びで文系学生は「なりたい職種」、理系学生は「給料」を重視

はじめてのキャリアを選ぶ、就活サイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO:宮下 尚之、以下ワンキャリア)は、2026年卒の学生向けに就職活動に関する調査を実施しました。

 

調査結果の詳細については、「26卒夏インターンシップ直前調査レポート」をご覧ください。
https://service.onecareercloud.jp/data/Investigationreport_202406

 

 

調査結果サマリー

  1. 8割以上の学生がスカウトサービスを活用、「理解・限定」を示したスカウト文面に好感
  2. 志望企業の選び方について、文系は「なりたい職種」、理系は「給料」を重視
  3. 東京圏の学生は企業選びで「給料・ワークライフバランス・社会課題の解決」を、地方学生は「企業内の雰囲気・自己成長・福利厚生」をより重視

 

調査結果詳細

1.8割以上の学生がスカウトサービスを活用、「理解・限定」を示したスカウト文面に好感

インターンシップ情報の収集や企業選びでスカウトサービス(逆求人サイト)を登録しているかを尋ねたところ、84.3%が「登録している」と回答しました。

スカウトを開封する上で最も重視している点は「興味のある業界・企業からスカウトがきているか」(47.2%)で1位となりました。次いで「プロフィール内容(ガクチカ・活動実績)を見た上で送信しているとわかるか」(16.6%)、「スカウト限定フロー(面談案内や選考直結など)であるか」(15.6%)となり、自分を理解して書かれた、次のステップへ進める特別なスカウトであるかが開封の鍵となっているようです。

 

 

2.志望企業の選び方について、文系は「なりたい職種」、理系は「給料」 を重視

文系学生・理系学生が企業選びで重視する点について、ともに「ワークライフバランスが確保できる」が1位となり、文系(18.8%)の方が理系(12.6%)よりも重視していることがわかりました。その他に両者の間で特徴が表れた項目を見ると、文系学生で2位となった「自分のなりたい職種である」(10.3%)が理系では5位(9.5%)に、文系学生で6位となった「給料が高い」(7.6%)が理系では2位(10.7%)となりました。

 

 

 

3.東京圏の学生は企業選びで「給料・ワークライフバランス・社会課題の解決」を、地方学生は「企業内の雰囲気・自己成長・福利厚生」をより重視

企業選びの軸について、東京圏[※1]在住の学生と地方在住の学生を比較したところ、東京圏の方が「給料の高さ」をより重視していることがわかりました。他にも、「ワークライフバランスが確保できる」、「社会の課題を解決できる」が地方よりも高い結果となりました。

一方で地方在住の学生は「企業内の雰囲気がよい」ことを東京圏の学生よりも重視しており、次いで「自分の成長が期待できる」、「企業の福利厚生が手厚い」の順となりました。

※1:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県

 

株式会社ワンキャリア キャリアアドバイザー 小林 直樹からのコメント

近年、新卒採用でもスカウト型の採用サービスが増加しています。利用企業の拡大に伴い、学生も企業からアプローチを受ける機会が増えています。初めてスカウトメールを受け取った時は新鮮に感じるかもしれませんが、頻繁に届くようになると、学生は企業側の姿勢に敏感になってきます。自己PRを見た上で送付してくれたのか、それとも大学名のみの紋切り型で送付してきたのか。学生はメッセージから企業の本気度を見極めているのです。

本リリースでは、企業選びで重視する点について、文系学生と理系学生、東京圏の学生と地方学生を比較しました。
文系の方が理系よりも「自分のなりたい職種」を重視しているのは、文系の多くが総合職での採用が前提となっており、自分のなりたい職種に関して粒度の高い志望動機を求められることを既に認識しているからだと思われます。対して理系学生は、大学・大学院で学んだ専門の延長線上でキャリアを考える傾向があります。ある程度先を見据えているからこそ、「給料の高さ」や「雰囲気の良さ」を重視していると考えられます。

東京圏と地方学生の比較を見てみると、大学の先輩などから体験談を直接聞けたり、早期の就活イベントに接する機会の多い東京圏の学生は「生産者としての観点」、言い換えれば「企業側の観点」を早めに獲得します。「社会の課題を解決できる」が地方学生よりも高いスコアであるのも、その表れと考えられます。現時点では「消費者としての観点」の強い地方在住学生は、東京圏よりも企業の雰囲気や自分の成長、福利厚生を重視しがちですが、就活を進めるにつれ東京圏の学生との差は徐々に縮まっていくでしょう。

 

 

調査概要

調査名:【26卒】就職活動に関するアンケート
調査期間:2024年5月31日〜6月5日
調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
調査対象:2026年卒の大学生
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:586

調査結果の詳細については、「26卒夏インターン直前レポート」をご覧ください。
https://service.onecareercloud.jp/data/Investigationreport_202406

調査の引用について

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サービス概要

企業人事向けサービスとして、「キャリアデータプラットフォーム」を活用して採用活動を支援するワンキャリアクラウドシリーズを提供しております。新卒採用支援メディア「ONE CAREER」に会社情報や求人広告を掲載することができる求人掲載機能やオンライン説明会をはじめとした高品質なデジタルコンテンツで採用ブランドをデザインする動画サービス機能、採用活動計画を立案する際に必要なマーケティングデータを提供する採用計画機能を有しております。今後、採用計画の立案から求職者の募集、選考活動の管理に至るまで、企業の採用活動を通貫して支えるデジタルツールとして提供することで、企業の採用活動のDXを推進することを目指していきます。

サービスサイト:https://service.onecareercloud.jp/